It Takes Two(イット・テイクス・トゥー)は、2人でしか遊べないことを前提に作られた協力アクションアドベンチャーです。 「2人でじっくり最後まで遊べる、ちゃんとした物語のゲームない?」と聞かれたら、私はまずこれを挙げます。

操作はずっと2人同時。画面は常に分割され、片方が止まればもう片方も進めません。だからこそ、クリアした瞬間の「やりきった」という感覚を、二人で同時に味わえます。

この記事では、ゲームにあまり詳しくない相方と2人で遊んだ視点から、その魅力と「向かない人」まで正直に紹介します。

どんなゲーム?

It Takes Two は、協力アクションアドベンチャーです。ケンカ別れ寸前の夫婦が人形に姿を変えられ、元の体に戻るために力を合わせて冒険します。開発は『A Way Out』で知られる Hazelight Studios。

最大の特徴は、最初から最後まで「2人専用」で設計されていること。1人では遊べません。画面は常に左右(または上下)の分割画面で、二人がそれぞれのキャラクターを同時に操作します。

そしてうれしいのが「フレンドパス」。1本持っていれば、もう1人は無料で一緒に遊べます。 相方が同じソフトを買う必要がありません。オンライン協力にも、同じ部屋での分割画面プレイにも対応しているので、離れて暮らす相手とも、ソファに並んでも遊べます。

まず基本情報を表にまとめます。

項目内容
ジャンル協力アクションアドベンチャー
プレイ人数2人(1人プレイ非対応)
開発Hazelight Studios
対応機種Nintendo Switch / PC (Steam) / PS5 / Xbox
オンライン/ローカル両対応(分割画面あり)
特典フレンドパス(1本で2人プレイ可能)

価格やセール情報は時期で変わるため、購入前に各ストアで最新の表示をご確認ください。

It Takes Two を2人で遊んだ感想

正直に言うと、最初は不安でした。一緒に遊んだ相方は、ふだんスマホのゲームくらいしか触らない人。「2人同時操作」と聞いて、「私、足を引っ張るだけじゃない?」と気にしていました。

でも、その心配はすぐに消えました。It Takes Two は、章ごとに遊びの仕掛けがまるごと変わります。ある場面では片方がハンマー、もう片方が釘になって進む。別の場面では片方が時間を巻き戻し、片方が分身を操る。操作がシンプルな場面と、頭を使う場面が交互に来るので、ゲームに慣れていない側も置いていかれません。

忘れられないのが、リスを相手に大砲を撃ち合う場面。私が砲台を回し、相方が弾を込める。最初はまったく息が合わず、「右! もっと右!」「撃つよ、撃つからね!」と二人して叫んでいました。

それが何度か失敗するうちに、声を出さなくても呼吸が合ってくる。最後にボスを倒したときには、二人そろってコントローラーを置いて拍手していました。「一緒に乗り越えた」という手応えが、これほど濃いゲームはそうありません。

物語も効きます。仲直りしようとする夫婦の話なので、進めるうちに「私たちはどうかな」なんて会話も自然と生まれました。ただのアクションで終わらず、遊び終わったあとに少し話したくなる。そんな余韻があります。

一方で、操作量はそれなりにあります。3Dの空間をジャンプで渡る場面では、相方が何度か落ちて「ごめん、また落ちた」と苦笑い。ここで責めると一気に空気が悪くなるので、「ドンマイ、すぐ復活するよ」と言い合えるかが、楽しく続ける分かれ目でした。

こんな人・カップルにおすすめ

  • 2人で1つの物語を、最後まで腰を据えて遊びたいカップル
  • ゲームに詳しい側と、あまり詳しくない側のペア(難度の波がちょうどいい)
  • ソフトを2本買わずに、1本で一緒に遊び始めたい人
  • 協力して「乗り越えた達成感」を共有したい二人

逆に向かないかも

  • 1人でじっくり遊びたい人(本作は2人専用で、ソロでは遊べません)
  • 短時間でサッと区切りたい人(章ごとにボリュームがあり、1回の腰が重め)
  • 3Dアクションの操作そのものが極端に苦手で、落下のたびに険悪になってしまう関係性

一言でいうと「2人で最後まで付き合える関係」ほど向いています。逆に「すきま時間に1人で進めたい」なら別のゲームを。

Overcooked! 2 との違い

同じ「2人協力」でも、向いている夜が違います。ざっくり言うと、It Takes Two は腰を据えた物語、Overcooked! 2 は短時間でワイワイ、です。

It Takes TwoOvercooked! 2
遊びの軸物語を進めるアクション制限時間内の料理
向いた場面週末に腰を据えてすきま時間にサッと
人数2人専用1〜4人
1回の重さ章ごとにじっくり1ステージ数分

「最後まで2人で1つの冒険を」ならこちら。「パッと盛り上がりたい」なら Overcooked! 2 が合います。

始め方・遊び方のコツ

最初の30分でつまずかないために、いくつかコツがあります。

  1. フレンドパスを活用する:1本持っていれば相方は無料で参加できます。まず誰か1人が買い、もう片方はフレンドパスを入れる、が一番おトクな始め方です。
  2. 「落ちても責めない」を最初に約束する:アクションが続くので、どちらかは必ず落ちます。やり直し前提で、笑って進めるムードを最初に作っておくと最後まで楽しめます。
  3. 操作が得意な側がリードしすぎない:先に進めて待つより、難しい場面は「ここ、こうやるみたいだよ」と声をかけ合うほうが、二人とも置いていかれずに済みます。

章が進むごとに新しい遊びが出てくるので、飽きる前に次の仕掛けが来ます。「とりあえず次の章まで」と進めているうちに、気づけばエンディング、というテンポの良さも魅力です。

よくある質問

Q. 1人でも遊べますか? A. 遊べません。It Takes Two は最初から最後まで2人専用で設計されています。必ずもう1人と一緒に遊ぶ必要があります。

Q. 相方もソフトを買わないといけませんか? A. いいえ。フレンドパスがあるので、どちらか1人が持っていれば、もう片方は無料で一緒に遊べます。

Q. オンラインだけですか? 同じ部屋でも遊べますか? A. オンライン協力と、同じ部屋での分割画面プレイの両方に対応しています。離れていても、ソファに並んでも遊べます。

Q. ゲームが苦手な相手とでも大丈夫ですか? A. 章ごとに遊びの仕掛けが変わり、簡単な場面と頭を使う場面が交互に来るので、慣れていない側も楽しめます。ただし3Dの操作はそれなりにあるので、やり直し前提で気楽に進めるのがおすすめです。

まとめ

It Takes Two は、2人で遊ぶことだけを考えて作られた、協力アクションの決定版です。

すきま時間の遊びではなく、「週末に腰を据えて、2人で1つの冒険を最後まで」というタイプの一本。一緒に乗り越えた達成感を分かち合いたい二人に、まずおすすめしたいゲームです。

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